ティーチング・アワード

平成27年度岡山大学ティーチング・アワード表彰 受賞科目

このたび,平成27年度の受賞者が以下のとおり決定しましたので,お知らせします。

受賞科目

先進教育賞

アクティブ・ラーニング分野

受賞科目
生命の基本原理と生活の中の生物学
※この科目は優秀教育賞大規模授業部門(最終評価者が101名以上の科目)を同時受賞しました。
担当教員
異分野融合先端研究コア 守屋 央朗 准教授・佐藤 伸  准教授
選考理由
 座学であっても,マイクを回して学生に回答を促す,歌を歌わせる,標本を作成するなど,学生の授業への参加を促すことで,学生の興味・関心を引き出し,学生の学習効果を高める工夫がなされている。また,イラストコンテストや合唱などを実施し,適度に息抜き(アイスブレイク)を行い,さらに,シャトルカードやツイッターを活用し,学生一人一人が楽しく授業に参加できるような工夫がなされている。これらの点から,アクティブ・ラーニングに関して他の教員の授業改善の参考となる工夫がなされていると考えられるため,本科目を先進教育賞アクティブ・ラーニング分野の受賞科目と決定する。
コメント

moriya

 この度は,平成27年度岡山大学ティーチング・アワードをいただき有り難うございます。受賞科目の「生命の基本原理と生活の中の生物学」は,主題科目(自然と技術)の一環として,佐藤伸先生と分担して平成24年度から平成27年度まで開講したものです。私にとっては初めての大規模授業で,いかに生徒を授業に惹きつけるか,授業中・授業外で生徒と双方向のコミュニケーションをどう取るか,授業を通じて生徒の可能性をどうやって伸ばすかを常に考え,毎回いろいろな仕掛けを組み込みつつ4年間をかけて磨き上げてきました。その結果としてこのような名誉な賞を頂くことになり,大変うれしく思います。この授業の開講にあたっては,本学FD委員会作成の「授業改善のためのティーチングチップス集」が大変参考になりました。また,特に初期の授業内容の向上に,TA金高氏のフィードバックが大変役に立ちました。この場を借りてお礼申し上げます。(守屋)

satoh

 この度は過分な賞をいただき,関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。テニュアトラック制度にて岡山大学に赴任し研究能力の提示を強く求められてきた私たちにとって,今回の「教育」に対する賞という物は,格別にうれしく且つ重いものと受け止めております。研究も教育も「人が面白いと思う物を目指す」という事が我々の思想の根源です。人の興味や嗜好は時代とともに移り変わるのだと思います。よって,我々も柔軟に時代に対応しなければならないと思っています。それには学生さんたちからのフィードバック(対話)は欠かせない要素だと思います。多くの学生さんが良いフィードバックをしてくれたおかげで,内容は回を追うごとにアップグレードしてきたと思います。ただ,授業改革の経緯で受賞対象授業は昨年までで消滅してしまいました。こればかりは残念に思うところですので,これを機に(復活を)再考いただければ幸いです。(佐藤)

次点科目 研究入門 岡山大学の知と共に考える「私の研究」
担当教員 全学教育・学生支援機構 大﨑 理乃 助教
次々点科目 総合英語1
担当教員 全学教育・学生支援機構 ルシンスキー ジョン エドワード 准教授
選考対象科目数 10

社会連携・社会実践教育分野

受賞科目
現代コミュニティと地域経済
担当教員
地域総合研究センター 三村 聡 教授
選考理由
 「岡山」を題材とすることで,学生が地域の経済・社会に関与していることを示し,学生の興味・関心を引き出すとともに,自分の身近な環境や日本全体について考え直す機会を持たせ,学生の自己学習を促す工夫がなされている。さらに,専門知との関連を明確にしつつ実践知を身につけられるよう工夫がなされている。これらの点から,本学が掲げる「グローバル実践人」の育成に関して他の教員の授業改善の参考となる工夫がなされていると考えられるため,本科目を先進教育賞社会連携・社会実践教育分野の受賞科目と決定する。
コメント

mimura

 このたび,受賞したことを心から喜んでいます。
本授業は,岡山大学がめざす,実践型講義の試行版として位置づけました。授業の基本形は,「スーパーグローバル大学創成事業」で目指す,「グローバル実践知修得と社会との互恵性保持」の考え方を基礎として,「準備学習」,「現場実践」,「振り返り」という3段階とし,大学(異分野),地域(異社会),国際(異文化)の3要素を構成する授業を目指しました。
 また,実際に岡山県内の自治体やNPO,経済界や地域団体と共に活動する学生の紹介等を行い,気づき,動機付けを支援するという授業スタイルを取り入れました。
 なお,成績評価では,「アクティブラーニング」と「アウトカム基盤型教育」重視の観点から,成果報告を実施して,学生相互の投票により順位付けを行い,その結果成績に反映する手法を用いました。
 こうした取組みが岡山大学全体に広がることを祈念します。

次点科目 瀬戸内の自然環境と地域の産業1
担当教員 社会文化科学研究科 田口 雅弘 教授
選考対象科目数

外国語による授業分野

受賞科目
観光文化交流論
担当教員
グローバル・パートナーズ 小野 真由美 講師
選考理由
 地域に関する幅広い分析を行わせ,ツーリズムについて興味・関心を引き出すことで,学生が地域・国際社会で行動するうえで有意義な視点が身につくよう工夫がなされている。また,英語でのディスカッション・プレゼンテーションを実施させ,英語力や発表力が身に付くような工夫がなされている。さらに,資料の作成(日本語と英語のバランス)などにおいて,学生が自己学習に取り組みやすくする工夫がなされている。これらの点から,本学が掲げる「グローバル実践人」の育成に関して他の教員の授業改善の参考となる工夫がなされていると考えられるため,本科目を先進教育賞外国語による授業分野の受賞科目と決定する。
コメント

ono

 この度は,先進教育賞外国語による授業分野をいただき,誠にありがとうございます。観光文化交流論(Tourism and Culture in Japan)は,留学生と岡大生がともに学ぶ一般教養科目です。本科目では,文化人類学の視点から観光というテーマを取り上げ,人間社会と文化について学びます。英語を主たる言語として使用しつつも,日本語の解説や文献を取り入れることにより,様々な国と地域からきた留学生と岡大生が協働学習をすることを目的としており,アクティブラーニング型の授業を行っています。毎回の授業に加え,学期中の週末や休日を利用し,実際に近隣の観光地を訪問し,フィールドワークを行います。学生の主体的な授業参加と授業内外のアクティブラーニングの実践により,文化的背景の異なる学生同士が多様な価値観を共有しつつ,動態的な学びの機会を創出することを目指しています。今後も,参加学生とともに授業内容をさらに充実できるよう努めてまいりたいと思います。

次点科目 アニメ:ジブリアニメから学ぶ日本
担当教員 全学教育・学生支援機構 藤本 真澄 講師
次々点科目 コミュニケーション開発1
担当教員 全学教育・学生支援機構 ファースト トーマス デビッド 講師
選考対象科目数

優秀教育賞

小規模授業部門(最終評価者が21名から40名までの科目)

受賞科目
総合英語3
担当教員
全学教育・学生支援機構 ルシンスキー ジョン エドワード 准教授
コメント

rucynski

 In this day and age, English education at the university level in Japan should focus on helping students to develop their communicative English skills in order to become full-fledged global citizens. In order to accomplish this, my classes are guided by two important principles. First, students are given many opportunities to consider their own culture and practice expressing their ideas in English about Japan’s place in the global community. Second, whenever possible, students interact and collaborate with students from other countries. In this particular class, students took part in several activities with international exchange students. I believe this increased their motivation to use English, as it was far more rewarding than merely using English with their Japanese classmates. Whether it is a speaking, listening, reading, or writing class, English is a communicative tool and students need opportunities to develop their real-world cross-cultural communicative competence. Although this was a great challenge, the results of the student evaluations prove that students embrace these challenges and come to understand the benefits.

次点科目 キャリア形成<総合演習>Ⅱ専門スキルを身につける①
担当教員 三浦 孝仁 非常勤講師
次々点科目 英語(読解)
担当教員 今林 修 非常勤講師

中規模授業部門(最終評価者が41名から100名までの科目)

受賞科目
対人援助のためのメンタライジングとマインドフルネスの心理学
担当教員
教育学研究科 上地 雄一郎 教授
コメント

kamiji

 私が主題科目として開講した「対人援助のためのメンタライジングとマインドフルネスの心理学」が賞をいただくということはまったく予想しておりませんでしたが,このようにして注目していただけたことにより,日頃の工夫と苦労が報われたという思いです。この授業に限らず心がけていることは,①学生の興味を引く内容にすること,②わかりやすい内容にすること,③授業を通して,「考えること」だけでなく「感じること」を大事にすること,です。これらの目標を達成するために行っている工夫としては,説明にできるだけ具体例を添えること(抽象的説明だけで終わらないこと),視聴覚教材を活用すること,可能であれば実習を取り入れること,丁寧な資料を配付すること,です。上記の授業は,これらの工夫を満載した授業であり,それが学生からも評価されたのだと思います。

次点科目 総合英語4
担当教員 コールドウェル アンドリュー 非常勤講師
次々点科目 物理の法則と科学技術
担当教員 異分野基礎科学研究所 野原 実 教授

大規模授業部門(最終評価者が101名以上の科目)

受賞科目
生命の基本原理と生活の中の生物学
担当教員
異分野融合先端研究コア 守屋 央朗 准教授・佐藤 伸 准教授
次点科目 キャンパスライフとメンタルヘルス
担当教員 保健管理センター 清水 幸登 准教授
次々点科目 口の機能と健康管理
担当教員 医歯薬学総合研究科 松尾 龍二 教授

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