学生参画型FD

ご挨拶

 大学全入時代の今日,大学における「教育の在り方」が問われています.これまでのような「研究」だけの大学から「教育」も重視した大学への転換が社会からの要請として大学側に求められているのです.そうした社会的な背景を踏まえ,大学および大学院におけるFD(Faculty Development)が義務化されました.今日では,多くの大学がFDの一環として授業評価アンケートなどを導入し,教育の改善に取り組んでいます.

 このようなFDの取組において,忘れられがちなのが「学生の視点」です.個々の教職員の努力が重要なのは言うまでもありません.また,大学全体による組織的なFDの展開も重要です.しかし,それらに加えて「学生の視点」が必要になります.教育は教職員だけでは成り立たないからです.それゆえ,教育の改善には教育を受ける側の学生の視点が必然的に必要となるのです.

 岡山大学では,平成13年度からFDに学生が参画する「学生参画型FD」を組織的に展開しています.この活動は平成17年度の文科省特色GPにも採択され,学生参画型FDのモデルとして数々のメディアにも取り上げられました.組織の設立から10年以上を経た今日,学生はもちろん,この組織に携わる教員も変わっています.しかし,設立当初の精神を失わず,「学生の視点」を活かしたFDを今後も展開していく所存です.


学生・教職員教育改善部会